ビジネス書は、 ビジネスパーソンにとって強力なパートナーです。
専門性を深め、情報の網羅性を高め、経済の動向を掴むために、ビジネス書は大いに役立ちます。
そこで今回は、注目されている最新ビジネス書を選ぶ「ビジネス書大賞」についてご紹介します。
ビジネス書大賞とは
「ビジネス書大賞」とは、2009年に発足、2010年から毎年開催されている、日本のビジネス書アワードです。
株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンとアカデミーヒルズ六本木ライブラリーが実行委員を務めています。過去には、NewsPicksも実行委員に加わっていました。
主催メンバー
- グロービス経営大学院
- flier(フライヤー)
【対象作品】どんな本が選ばれる?
「ビジネス書大賞」の選考対象は、毎年1月~12月までに刊行されたビジネス書です。
例えば、ビジネス書対象2019の選考対象は、2018年1月~12月までに刊行されたビジネス書です。
これまでに選出された作品は、経営哲学・自己啓発・ビジネスフレームワークなどのビジネスジャンルの枠を超え、哲学・歴史などの普遍的テーマを扱った作品や、経済学・働き方・人工知能・漫画解説などの名著やベストセラーも含まれます。
まとめると、ビジネスパーソンの成長につながる書籍が選考対象です。
【審査員】誰が選考するの?
「ビジネス書大賞」の審査員は、大企業・ベンチャー企業の経営者、ビジネス系メディア編集者・プロデューサー、書評家、実行委委員・協力会社メンバー等により、構成されています。
(※年度により変化)
【選考方法】どのように選ぶ?
「ビジネス書大賞」の選考は、下記の流れで行われます。
(1)対象のビジネス書から 1 冊を選び投票
http://biztai.jp/greeting.html
(2)集計の上、上位作品をノミネート作に選定
(3)ノミネート作の中から、各選考委員が上位 3 作品を選定し、投票
(4)投票結果を踏まえ、最終選考会にて審議
(5)審議を経て、最終選考会出席者による再投票を実施(欠席者については事前投票の票をそのまま採用)
(6)投票数 1 位を大賞に決定、その他上位作品を場合に応じて各賞に決定
簡単にまとめると、まず審査員・一般による一次投票で10作品をノミネート。
その後、審査員が大賞・受賞作品を決定、表彰します。
歴代のビジネス書大賞 受賞・ノミネート作品を一挙紹介!
ビジネス書大賞2020 大賞・受賞・ノミネート書籍一覧
「ビジネス書大賞2020」の授賞・ノミネート作品をご紹介します。
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- 【総合グランプリ】
『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』
(著者:ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド、上杉周作(訳)、関美和(訳)/日経BP)
2020年上半期ビジネス書ランキング1位にも輝いた「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」。世界を取り巻く様々な問題(貧困・気象・人口・教育・エネルギーなど)を、ファクトデータをとおして正しく認識する重要性を学べる一冊。※関連書籍「私はこうして世界を理解できるようになった」著者ハンス・ロスリング氏が末期ガンと診断され書いたのが、『ファクトフルネス』と本書の二冊。ハンス氏の自伝的内容です。
- 第2位『売上を、減らそう。 たどりついたのは業績至上主義からの解放』
(著者:中村朱美、ライツ社)
Amazonレビューで非常に高い評価を獲得しています。特にサービス業に関わる方におすすめです。
- 【総合グランプリ】
- 第3位『メモの魔力 The Magic of Memos』
(著者:前田裕二、幻冬舎)
2019年に大ヒットした本書は、メモをとることで事実を集め、抽象化・転用するノウハウが解説されています。具体的な方法が解説され実践しやすいのも人気の理由。 - 第4位『学び効率が最大化する インプット大全』
(著者:樺沢紫苑 、サンクチュアリ出版)
ビジネス書大賞2019では、『学びを結果に変えるアウトプット大全』がノミネートされています。インプット大全とアウトプット大全をセットで読むと、より理解が深まります。
- 第5位『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
(著者:ブレイディみかこ、新潮社)
あまりビジネス書らしくないところも読みやすいポイント。ただし、取り扱っている内容は、人種・ジェンダー・貧富など、ビジネスにも共通する問題です。
- 第6位『哲学と宗教全史』
(著者:出口治明、ダイヤモンド社)
立命館アジア太平洋大学(APU)学長で、ライフネット生命保険株式会社を設立された出口治明氏の人気ビジネス書。出口氏は歴史への造詣も深く、「全世界史・上巻、下巻」など多くの世界史、日本史の書籍を書かれています。 - 第7位『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』
(著者:ロルフ・ドベリ、安原実津(訳) 、サンマーク出版)
著者ロルフ・ドベリ氏による本書の続編、「Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法」「Think right 誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法」も人気のビジネス書です。 - 第8位『労働2.0 やりたいことして、食べていく』
(著者:中田敦彦、PHP研究所) - 第9位『天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ』
(著者:北野唯我、日本経済新聞出版社)
著者の北野唯我氏が2018年に出版した「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法」が大ヒットビジネス書になりました。 - 第10位『学校の「当たり前」をやめた。 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革』
(著者:工藤勇一、時事通信社)
ビジネス書大賞2019 大賞・受賞・ノミネート書籍一覧
「ビジネス書大賞2019」は、2019年5月23日(木)に、ビジネス書大賞のサイトで発表されました。
「ビジネス書大賞2019」の授賞・ノミネート作品をご紹介します。
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- 【大賞】
『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』
(著者:新井 紀子、出版:東洋経済新報社)
数学者、国立情報学研究所社会共有知研究センター長である著者が、AIと人間がどのように共存していくべきか、提言がまとめた一冊。 - 【経営者賞】
『ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』
(著者:フレデリック・ラルー、出版:英治出版)
組織・働き方の多様性が高まる中で、注目が集まっている「ティール組織」。次世代の組織・マネジメントを考えるうえで重要な書籍。
- 【大賞】
- 【読者賞】
『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』
(著者:スコット・ギャロウェイ、出版:東洋経済新報社)
「GAFA」とは、Google・Amazon・Facebook・Appleの頭文字から誕生した言葉。2018年5月から1年間で、検索数が10倍以上も急増した人気キーワードです。たった4つの企業が、全世界で強い影響力を持つようになった背景について書かれた書籍。 - 『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』
(著者:伊藤 羊一、出版:SBクリエイティブ)
Yahoo!アカデミア学長の伊藤洋一氏による書籍。ソフトバンクアカデミアで孫正義氏にプレゼンを繰り返し、国内CEOコースで年間1位を獲得したノウハウが詰まった本。
- 『日本再興戦略』
(著者:落合陽一、出版:幻冬舎)
NewsPicksなど、さまざまなメディアに出演している落合陽一氏の書籍。人口減少や少子高齢化が進む日本が、再び盛況を取り戻すための方法についてまとめられている。
- 『ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70』
(著者:株式会社アンド、出版:翔泳社)
ビジネスシーンですぐに役立つフレームワークを、網羅的にまとめた一冊。
昨年ノミネートされた 『MBA100の基本』に続き、ノウハウをまとめた書籍は人気が高いようです。
テーマが近い『見るだけでわかる! ビジネス書図鑑』も人気があります。
- 『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』
(著者:ユヴァル・ノア・ハラリ、出版:河出書房新社)
本書は上巻と下巻の二部に分かれている大作。
著者のユヴァル・ノア・ハラリ氏は、
・サピエンス全史(上巻) 文明の構造と人類の幸福
・サピエンス全史(下巻) 文明の構造と人類の幸福
で「ビジネス書大賞2017」大賞を受賞しています。
※著者ユヴァル・ノア・ハラリ氏の最新刊:21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考
- 『学びを結果に変えるアウトプット大全』
(著者:樺沢紫苑、出版:サンクチュアリ出版)
精神科医の樺沢紫苑氏の著書。樺沢氏はメルマガ、You Tube、SNSなど、何年にもわたり毎日更新を続けており、そのアウトプット術と効果について解説しています。
翌年出版された学び効率が最大化するインプット大全も人気のベストセラーです。
※関連記事:必読ビジネス書24選!思考力を高め、人生を豊かにする名著を厳選
ビジネス書大賞2018 大賞・受賞・ノミネート書籍一覧
2018年のビジネス書大賞は、作者・ジャンルともに多様な選考結果となりました。
個人の働き方・お金をテーマにした書籍が、近年のトレンドです。
- 【大賞】
『SHOE DOG(シュードッグ)―靴にすべてを。』
(著者:フィル・ナイト、翻訳:大田黒 奉之、出版:東洋経済新報社)
本書は、NIKEを創業したフィル・ナイトの物語。ナイキは、オニツカの靴をアメリカで販売する事業からスタート。その後、ナイキを創業して世界的ブランドまで成長を遂げたストーリーです。 - 【準大賞】
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」』
(著者:山口 周、出版:光文社)
著者の山口周氏は、多摩美術大学クリエイティブリーダーシッププログラム講師を務める人気作家。電通、ボストン・コンサルティング・グループ、A.T.カーニーなどを経て、アートやビジネスに関する執筆を多く手掛けています。
本書の他にニュータイプの時代、武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50も人気です。 - 【準大賞】
『隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働』
(著者:ルトガー・ブレグマン、翻訳:野中 香方子、出版:文藝春秋)
本書は、AIの活用が広がることで貧富の格差が拡大する可能性を説き、その解決策を示した一冊。 - 【審査員特別賞】
『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』
(著者:佐藤 航陽、出版:幻冬舎)
本書は、近年のお金と経済の変化について解説した一冊。仮想通貨、フィンテック、シェアリングエコノミーなどの最新の金融情勢について、メタップス創業者:佐藤航陽氏が詳しく解説しています。 - 『MBA100の基本』 (著者:グロービス、嶋田毅、出版:東洋経済新報社)
- 『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』 (著者:西野亮廣、出版:幻冬舎)
- 『「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法』 (著者:中室牧子、津川友介、出版:ダイヤモンド社)
- 『スタンフォード式 最高の睡眠』 (著者:西野精治、出版:サンマーク出版)
- 『漫画 君たちはどう生きるか』 (著者:吉野源三郎、羽賀翔一、出版:マガジンハウス)
- 『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』(著者:河合雅司、出版:講談社)
ビジネス書大賞2017 大賞・受賞・ノミネート書籍一覧
2017年は、歴史・哲学など、ビジネス書の枠を超えた作品が表彰されました。
- 【大賞】
『サピエンス全史(上巻) 文明の構造と人類の幸福』
(著者:ユヴァル・ノア・ハラリ、出版:河出書房新社)
・サピエンス全史(上巻) 文明の構造と人類の幸福
・サピエンス全史(下巻) 文明の構造と人類の幸福
著者ユヴァル・ノア・ハラリのホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来は、2019年ビジネス書大賞にノミネートされています。
※著者ユヴァル・ノア・ハラリ氏の最新刊:21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考
- 【準大賞】
『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』
(著者:リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット、出版:東洋経済新報社)
※関連書籍:まんがでわかる LIFE SHIFT―100年時代の人生戦略、
ワーク・シフト ─孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>
- 【審査員特別賞】
『小倉昌男 祈りと経営: ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの』
(著者:森 健、出版:小学館) - 【読者賞】
『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』
(著者:アンジェラ・ダックワース、出版:ダイヤモンド社)
※関連書籍:実践版GRIT やり抜く力を手に入れる - 『いま世界の哲学者が考えていること』(著者:岡本裕一朗、出版:ダイヤモンド社)
- 『鬼速PDCA』(著者:冨田和成、出版:クロスメディア・パブリッシング)
※関連書籍:図解 鬼速PDCA
- 『「言葉にできる」は武器になる。』(著者:梅田悟司、出版:日本経済新聞出版社)
- 『職場の問題地図 ~「で,どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方』(著者:沢渡あまね、出版:技術評論社)
- 『生産性―マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの』(著者:伊賀泰代、出版:ダイヤモンド社)
- 『デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論』(著者:デービッド・アトキンソン、出版:東洋経済新報社)
ビジネス書大賞2016 大賞・受賞・ノミネート書籍一覧
2016年の大賞を受賞した『HARD THINGS 答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか』は、シリコンバレーの起業家・VCが経験した苦難について書かれた一冊。まるでジェットコースターのような、スリリングなビジネスシーンが描かれています。
『「学力」の経済学』、『人工知能は人間を超えるか』 は、ビジネス書のジャンルに入るかが審査の焦点となりましたが、今後のビジネスパーソンに欠かせない知見であることから、受賞が決定しました。
- 【大賞】
『HARD THINGS 答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか』
(著者:ベン・ホロウィッツ、出版:日経BP社) - 【準大賞】
『「学力」の経済学』
(著者:中室牧子、出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン) - 【審査員特別賞】
『人工知能は人間を超えるか』
(著者:松尾豊、出版:KADOKAWA/中経出版)
※関連書籍:マンガでわかる! 人工知能 AIは人間に何をもたらすのか - 『経営者になるためのノート』(著者:柳井正、出版:PHP研究所)
- 『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる』(著者:藤由達藏、出版:青春出版社)
- 『超一流の雑談力』(著者:安田正、出版:文響社)
- 『マーケット感覚を身につけよう-「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法』(著者:ちきりん、出版:ダイヤモンド社)
- 『ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える』(著者:ラズロ・ボック、出版:東洋経済新報社)
ビジネス書大賞2015 大賞・受賞・ノミネート書籍一覧
2015年は、Googleの元CEO、エリック・シュミット氏による書籍が2冊ノミネート。『ビジネスモデル全史』の著者、三谷宏治氏は、前年の大賞作品『経営戦略全史』に続き、二度目のノミネートとなりました。
- 【大賞】
『ZERO to ONE ゼロ・トゥ・ワン』
(著者:ピーター・ティール、ブレイク・マスターズ、出版:NHK出版) - 【準大賞】
『How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント』
(著者:エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ、アラン・イーグル、ラリー・ペイジ、出版:日本経済新聞出版社) - 【書店賞】
『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』
(著者:グレッグ・マキューン、出版:かんき出版)
※関連書籍:マンガでよくわかる エッセンシャル思考 - 【審査員特別賞】
山形浩生氏:出版業界の枠を超えて社会現象とまでなった『21世紀の資本』
(著者:トマ・ピケティ、出版:みすず書房)をはじめ、数多くの経済書・ビジネス書の翻訳を通じて日本社会に貢献した功績に対して - 『ビジネスモデル全史』(著者:三谷宏治、出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン)
- 『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』(著者:アダム・グラント、出版:三笠書房)
- 『京セラフィロソフィ』(著者:稲盛和夫、出版:サンマーク出版)
- 『第五の権力 Google には見えている未来』(著者:エリック・シュミット、ジャレッド・コーエン、出版:ダイヤモンド社)
ビジネス書大賞2014 大賞・受賞・ノミネート書籍一覧
2014年は2冊が大賞を受賞しました。
- 【大賞経済書部門】 『統計学が最強の学問である』(著者:西内 啓、出版:ダイヤモンド社)
- 【大賞経営書部門】 『経営戦略全史』(著者:三谷宏治、出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン)
- 【書店賞】 『伝え方が9割』(著者:佐々木 圭一、出版:ダイヤモンド社)
- 【審査員特別賞】 古賀 史健氏(『嫌われる勇気』『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく(堀江 貴文氏著)』などの執筆、構成に対して)
- 『不格好経営』(著者:南場智子、出版:日本経済新聞出版社)
- 『世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?』(著者:戸塚隆将、出版:朝日新聞出版)
- 『無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい』(著者:松井忠三、出版:角川書店)
- 『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』(著者:堀江貴文、出版:ダイヤモンド社)
- 『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』(著者:池田貴将、出版:サンクチュアリ出版)
- 『俺のイタリアン、俺のフレンチ』(著者:坂本孝、出版:商業界)
- 『まんがでわかる7つの習慣』(著者:フランクリン・コヴィー・ジャパン、出版:宝島社)
ビジネス書大賞2013 大賞・受賞・ノミネート書籍一覧
ワーク・シフト ─孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>』は、個々のビジネスパーソンの働き方に大きな影響を及ぼす本として、話題になりました。
また、マッキンゼーで採用マネジャーを務めた伊賀泰代氏の『採用基準』が話題となり、 新人賞を受賞しました。
- 【大賞】 『ワーク・シフト ─孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>』(著者:リンダ・グラットン、翻訳:池村 千秋、出版:プレジデント社)
- 【優秀翻訳ビジネス書賞】 『スタンフォードの自分を変える教室』(著者:ケリー・マクゴニガル、翻訳:神崎 朗子、出版:大和書房)
- 【書店賞】 『99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ』(著者:河野英太郎、出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン)
※関連書籍:図解 99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ
※関連書籍:まんがでわかる 99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ - 【新人賞】 『採用基準』(著者:伊賀泰代、出版:ダイヤモンド社)
※著者の伊賀泰代氏の『生産性―マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの』(ダイヤモンド社)が2017年ビジネス書大賞にノミネートされています。 - 『MAKERS ― 21世紀の産業革命が始まる』(著者:クリス・アンダ-ソン、翻訳:関美和、出版:NHK出版)
- 『超入門 失敗の本質 日本軍と現代日本』(著者:鈴木博毅、出版:ダイヤモンド社)
※関連書籍:失敗の本質 日本軍の組織的研究 - 『トヨタの片づけ』(著者:OJTソリューション、出版:中経出版)
- 『Think Simple ― アップルを生みだす熱狂的哲学』(著者:ケン・シーガル、監修:林 信行、翻訳:高橋 則明、出版:NHK出版)
- 『これだけ! PDCA』(著者:川原慎也、出版:すばる舎)
- 『ビジネスモデル・ジェネレ-ション ビジネスモデル設計書』(著者:アレックス・オスターワルダー、イヴ・ピニュール、翻訳:小山龍介、出版:翔泳社)
- 『ビジネススキル・イノベーション』(著者:横田尚哉、出版:プレジデント社)
ビジネス書大賞2012 大賞・受賞・ノミネート書籍一覧
2011年10月に亡くなった、Apple創業者スティーブ・ジョブズ氏について書かれた書籍が、注目を浴びました。
- 【大賞】 『僕は君たちに武器を配りたい』(著者:瀧本 哲史、出版:講談社)
- 【大賞】 『スティーブ・ジョブズ (I)、スティーブ・ジョブズ (Ⅱ)』(著者:ウォルター・アイザックソン、翻訳:井口耕二、出版:講談社)
- 【優秀翻訳ビジネス書賞】 (『スティーブ・ジョブズ驚異のイノベーション』(著者:カーマイン・ガロ、翻訳:井口 耕二、出版:日経 BP 社)
- 【書店賞】 『究極の判断力を身につける インバスケット思考』(著者:鳥原隆志、出版:WAVE 出版)
- 【特別賞】 『ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録』(著者:西川善文、出版:講談社)
- 『グレイトフル・デッドにマ-ケティングを学ぶ』(著者:デビッド・ミーアマン・スコット、 ブライアン・ハリガン、翻訳:渡辺 由佳里、監修:糸井 重里、出版:日経BP社)
- 『采配』(著者:落合博満、出版:ダイヤモンド社)
- 『入社一年目の教科書』(著者:岩瀬大輔、出版:ダイヤモンド社)
- 『自分のアタマで考えよう』(著者:ちきりん、出版:ダイヤモンド社)
ビジネス書大賞2011 大賞・受賞・ノミネート書籍一覧
「もしドラ」の名称で一大ブームとなり、ドラマ・映画化もされた 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』 が大賞を受賞しました。
さらに、経営学者で企業・競争戦略研究者の楠木健教授による『ストーリーとしての競争戦略』 が、もうひとつの大賞を受賞しました。
- 【大賞】 『ストーリーとしての競争戦略』(著者:楠木健、出版:東洋経済新報社)
- 【大賞】 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(著者:岩崎夏海、出版:ダイヤモンド社)
- 【最優秀著者賞】 佐々木常夫(『働く君に贈る25の言葉』『そうか、君は課長になったのか』出版:WAVE出版)
- 【ベスト翻訳ビジネス書賞】 『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』(著者:ティナ・シーリグ、翻訳:高遠 裕子、出版:阪急コミュニケーションズ)
ビジネス書大賞2010 大賞・受賞・ノミネート書籍一覧
- 【大賞・出版社賞】 『ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質』(著者:ナシーム・ニコラス・タレブ、翻訳:望月 衛、出版:ダイヤモンド社)
- 【書店賞】 『成功は一日で捨て去れ』(著者:柳井正、出版:新潮社)
- 【ブロガー・マスコミ賞】 『不透明な時代を見抜く「統計思考力」』(著者:神永正博、出版:ディスカヴァー)
- 【読者賞】 『起きていることはすべて正しい』(著者:勝間和代、出版:ダイヤモンド社)
- 【新人賞】 『「20円」で世界をつなぐ仕事』(著者:小暮真久、出版:日本能率協会マネジメントセンター)
「ビジネス書大賞」と他のコンテンスト・グランプリの違い
「ビジネス書大賞」の他にも、書籍のコンテスト・グランプリがあります。それぞれの特徴を確認してみましょう。
ビジネス書グランプリ
『ビジネス書グランプリ』は 、
・株式会社フライヤー(本の要約サービス)
・グロービス経営大学院(ビジネススクール)
・株式会社アトミックスメディア(フォーブス ジャパンを運営)
以上の3社が主催するビジネス書コンテストです。
『ビジネスパーソンが「今読むべき本」を選出する』をテーマに掲げ、2016年より発足しました。人気のビジネス書の中から、総合グランプリ、部門賞を選出しており、2019年は「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」が総合グランプリを授賞しています。
部門のテーマは毎年異なり、2019年は下記6つの部門が設けられています。
・イノベーション部門
・リベラルアーツ部門
・自己啓発部門
・政治経済部門
・ビジネス実務部門
・マネジメント部門
・『ビジネス書グランプリ2019』受賞作品はこちら
・『ビジネス書グランプリ』過去の受賞作品 はこちら
ビジネス本大賞
「ビジネス本大賞」は、日経トレンディ・日経XTRENDの企画。
「ビジネス書大賞」と名称が酷似しているため、紛らわしいです。
「ビジネス本大賞」の選考方法は、『ビジネスパーソン1000人と「プロ仕事人」にアンケート調査を実施してランキング化』とありますが、具体的な選考方法は不明。「プロ仕事人」というのもよくわかりません。興味のある方はどうぞ
・『ビジネス本大賞2019』
ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書 大賞
「ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書 大賞」は、その名のとおり、ITエンジニア向けの技術書・ビジネス書を選ぶイベントで、翔泳社が主催しています。
2014年から始まり、選考対象となる書籍の出版社・刊行年は限定されていません。
入門的な技術書から、専門的な実用書まで幅広くノミネートされており、テックの流行を把握するのにも役立ちます。
・『ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書 大賞』公式HP
本屋大賞
「本屋大賞」は、小説を選考対象にしており、ビジネス書は含まれません。
小説が好きな方は、チェックしてみてください。
・『本屋大賞』公式HP