【著者】ハンス・ロスリング (著), オーラ・ロスリング (著), アンナ・ロスリング・ロンランド (著), 上杉 周作 (翻訳), 関 美和 (翻訳)
【出版】日経BP (2019/1/11)
【ジャンル】経済
ビジネス書大賞2020の総合グランプリを獲得したベストセラー。
2020年上半期ビジネス書ランキング1位にも輝いた「FACTFULNESS（ファクトフルネス）」。世界を取り巻く様々な問題（貧困・気象・人口・教育・エネルギーなど）を、ファクトデータをとおして正しく認識する重要性を学べる一冊。
※関連書籍「私はこうして世界を理解できるようになった」著者ハンス・ロスリング氏が末期ガンと診断され書いたのが、『ファクトフルネス』と本書の二冊。ハンス氏の自伝的内容です。
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『FACTFULNESS（ファクトフルネス）10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』は、ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランドによって共著された本で、読者にデータを正しく理解し、それを用いて世界をより正確に見るための方法を教えています。
本書は、「多くの人々が世界を見る際に陥る思い込みや誤解」を指摘し、それらを克服するための「ファクトフルネス」という概念を提唱しています。10の思い込みは、我々が社会、経済、環境などについて持っている先入観や誤った信念を指し、それらが我々の理解をゆがめ、時には間違った行動をとる原因になることを示しています。
それぞれの「思い込み」に対して、著者は具体的なデータや事例を用いて反論を行い、真実を明らかにします。例えば、「開発途上国と先進国という二分法が、現代の多様で連続的な経済状況を正しく表現できていない」、「世界は絶えず悪化しているというネガティブな見方が、実際には多くの面で改善が見られる現状を無視している」などの主張を展開します。
また、本書はデータの正しい理解と利用についても教えています。著者は、データを利用することで真実を明らかにし、より良い決定を下すことが可能であると主張します。データの見方や解釈についてのガイダンスも提供しており、その中にはデータの視覚化や統計的思考の重要性についての説明も含まれています。
『ファクトフルネス』は、現代社会における情報の理解と利用に関する実用的で洞察に富んだガイドで、読者に事実に基づいた視点を提供し、世界をより正確に理解するためのツールを提供します。