【著者】ユヴァル・ノア・ハラリ (著), 柴田裕之 (翻訳)
【出版】河出書房新社
【ジャンル】経済学
本書は「ビジネス書大賞2019」にノミネートされた人気ビジネス書。ユヴァル・ノア・ハラリ氏は『サピエンス全史 上文明の構造と人類の幸福』や『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』などの他作品も人気があります。
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「ホモ・デウス」は、ユヴァル・ノア・ハラリによって書かれた作品で、人類の過去、現在、そして未来を探求しています。彼の前作「サピエンス全史」は人類の歴史を詳述したものであるのに対し、この「ホモ・デウス」では、技術革新や科学的進歩によって人類の未来がどのように形成されるかを予測しています。
ハラリは本書で、現代の人類が経験している科学技術の急速な進歩が、人間の存在自体を根本的に変えつつあると提議しています。具体的には、バイオテクノロジーや人工知能の進歩により、人間は自身の身体や思考を自在に制御し、進化させる能力を持つ「神(デウス)」に進化する可能性があると彼は述べています。
その一方で、ハラリはこの進歩によってもたらされる新たな倫理的、社会的な問題についても警鐘を鳴らしています。例えば、全ての人々が新たな科学技術の恩恵を享受することができるのか、それとも社会の一部のみがその恩恵を享受し、格差が広がるのかといった問題です。
全体的に、「ホモ・デウス」は、人類の未来がどのように展開するかを考えるための挑戦的で刺激的な一冊です。